ヨドコウプラスとは

鋼板を主力製品とする淀川製鋼所では、1970年に「ヨド物置」を発表して以来、自社の鋼板を素材としたガレージや倉庫など高品質のエクステリア商品を製造してきました。

ニューノーマルの生活が始まった現在、テレワークやおうち時間の増加によって、インテリアを工夫したいというニーズが高まっています。このようなニーズや今日の多様な暮らしに対応すべく、収納に関する様々な用途提案を行ってきたヨド物置の思想を居住空間に取り入れ、新たなデザインブランド、ヨドコウプラスを立ち上げました。同ブランドの商品は、居住空間のスペース不足を解消し、機能とデザインをプラスして、あらゆる場所に快適なマイスペースを作ります。

 

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ATELIER OPA

建築家の黒川紀章は1969年に「カプセル宣言」を発表し、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)で初の住宅カプセルやキューブ状のカプセルを発表しました。同年、ヨド物置が誕生した背景には、空間や暮らし方をユニットとして自由に扱う革新的な思想がありました。それから半世紀、ヨド物置は不足した収納スペースを補うエクステリアとして、ある時は事務所として、またある時は趣味を極めるヨドガレージとして、日本中に普及してきました。

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大と共に、リモートで働き多拠点を行き来する暮らしが始まりました。かつて黒川紀章が予言した「ホモ・モーベンス(動く民)」の時代は、90年代のインターネット、2000年代のモバイル機器の普及、2005年頃のノマドの暮らしの萌芽を経て、今まさに、現実のものとなったのです。2021年、メタボリズム(建築の新陳代謝)の代表作であった黒川紀章の中銀カプセルタワービルの解体が報じられ、コンパクトな空間の移動可能性について再び活発な議論が始まっています。

2023年、淀川製鋼所は中銀カプセルタワービルから取り外したカプセルを取得しました。カプセルのデザイン監修を行なったのは黒川紀章の弟子である鈴木敏彦(1984–1990年に黒川紀章建築都市設計事務所に勤務。工学院大学建築学部教授。株式会社ATELIER OPA)です。今後、トレーラーカプセルをYODOKO+のシンボルとして活用していきます。

どこにでも設置できるヨド物置の歴史と、黒川紀章が提唱したホモ・モーベンスの思想に基づき、ヨドコウプラスはホモ・モーベンスのための新しい道具と空間をデザインしていきます。

HOME OFFICE

ヨドコウプラスの第一弾商品として、リモートワークを快適にするポータブルな開閉式の書斎、ホームオフィスを2022年3月18日(金)より発売いたします。